パンクラス 1994年12月17日(土)両国国技館大会 試合結果

試合開始7時 観衆1万1,500人=超満員札止め ※ビデオ収録

▼15分1本勝負

①○稲垣克臣 D0E0(5分18秒 レッグロック)×グレゴリー・スミット D0E0

▼30分1本勝負

②○スコット・ビーザック D0E2(13分49秒 馬乗りになってボディーへパンチ連打→KO勝ち)×ラリー・パパドポロス D1E0

▼トーナメント準決勝=15分1本勝負

③○山田学 D0E0(14分46秒 腕ひしぎ逆十字固め)×鈴木みのる D0E2

※鈴木みのるは1回戦で左足関節じん帯損傷の怪我をしていた。

山田学「子供の頃にプロレスごっこをしたみたいで、すごく楽しいんですよ。倒れていると時間がもったいないから、早く起こしたくて・・・時間よ止まってくれって思いました。鈴木さん、男を取ったんじゃないですか。ロープに逃げればTKO負けなんですけど、自分から(ギブアップを選択した)。そんな人と闘えて幸せです。」

鈴木みのる「終わりました・・・。でも、今の試合に関して言えば、ものすごくうれしかったですね。すごくうれしかったですね。一緒にリングの上に立っていることがうれしくて、でも、またなんか・・・一歩届かなかったですね。(作戦は)別に考えてなかったです。専門的に考えないで、全部、勘でやっただけなんで・・・(2度目のエスケープの後、ショックを受けたようだったが)ええ(静かに笑う)もう今日は完敗ですね。でも、このトーナメントはすごくいい勉強になりました。やってみて分かること、たくさんあったし。今ちょっとそんな冷静に何とは出てこないですけど。今日は勝ちたかったですね。しょうがないです。チャンピオンは取れなかったけど、自分が生まれ変わる・・・すごく今、手に取るように感じます。失敗もすごく多かったですけど。(ゴッチさんに言われたことは?)負けたんで言う機会がないんで、やめます。かっこ悪いじゃないですか・・・俺に何で負けたんですかと聞くのと同じです。そんなかっこ悪いこと言えないよ・・・ありがとうございました。すいませんでした。決勝に残れなくて・・・」

④○ウェイン・シャムロック D0E0(5分50秒 肩固め)×船木誠勝 D0E0

船木誠勝「リングに上がってシャムロックの顔を見た時、闘う気が失せた。目をそらすんです。今までのあいつだったら見てくるんですけど・・・闘う気のない人間と闘えないでしょ?シャムロックがどういう気でやったのか知らないですけどね、それはシャムロックの作戦勝ちかもしれない。その辺で俺の気持ちをコントロールされた。山田選手が鈴木に勝って、あの声援が聞こえてきて動揺もありました。アレって何となくスカされた感じ。山田選手とはあまり当たりたくない。トーナメントじゃなくて、1対1のシングルでやりたかった。そういう意味で今日はやらなくてよかった。負けた3人はやっぱり何かが足りないからベルトをつける資格がないんです。たまたまじゃない。その足りないものを埋めていくことがチャンピオンへの近道じゃないですか。今まで漠然と闘ってきたんですけど、これで何のために闘うのか、そういう目標が見えてきました。とにかくこの2日間は疲れました。明日起きた時動けないんじゃないかと。次回のトーナメント?俺はいや。怖いんです。目の前にベルトがあって、もう少しで手が届きそうなのに、ずるずると落ちていく自分がわかるんですよ。そういうプレッシャーに対して持ちこたえられない部分もあった。俺がチャンピオンベルトをとるときはシャムロックとはやりたくない。あいつとは闘いたくなくなってきましたね。あまりにも近くなりすぎちゃったんで。だから山田選手なり鈴木なりにとってもらって、それを破って俺がチャンピオンになる(笑)これで満足しちゃダメなんで、今日をきっかけにしてやっていきます。あと2年後、おそらくもっと大きくなってますよ。パンクラスをガラッと変えようかという計画もあるし、そういう意味でのやり甲斐もあります。あとですね、ほかの国とかほかの格闘技とかまた2,3入れていくつもりです。そうやってハイブリッドしていきたいなあ、という。個人的に引退するまでやりたいこともありますし。これは5年以内にやりたいと思います。」

▼トーナメント決勝戦=30分1本勝負

⑤○ウェイン・シャムロック D0E0(時間切れ判定勝ち)×山田学 D0E0

※ウェイン・シャムロックが初代パンクラス王者となる

船木誠勝「(シャムロックのセコンドについたが)なぜシャムロックかというと、やっぱり自分を倒した奴に優勝してほしいですからね。山田選手の弱点は自分なりに知っているので、その点をアドバイスしました。3回ぐらい危ないシーンがあったんですよ・・・」