全日本プロレス 1986年1月28日(火)東京体育館大会 試合結果

試合開始18時 観衆8,700人=満員

▼15分1本勝負

①○高杉正彦(8分26秒 逆エビ固め)×笹崎伸司

▼20分1本勝負

②仲野信市 ○保永昇男(12分51秒 回転エビ固め)百田義浩 ×百田光雄

③△アポロ菅原 剛竜馬(13分58秒 両者リングアウト)栗栖正伸 △新倉史祐

▼30分1本勝負

④○アニマル浜口 寺西勇(10分25秒 片エビ固め)佐藤昭雄 ×ロッキー羽田

⑤○ラッシャー木村 阿修羅原 鶴見五郎(12分8秒 リングアウト勝ち)ジャイアント馬場 マイティ井上 ×大熊元司

⑥○バリー・ウィンダム マイク・ロトンド(7分27秒 体固め)石川敬士 ×渕正信

▼IWA認定世界ヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑦ミル・マスカラス(8分42秒 両者リングアウト)小林邦昭

※ミル・マスカラスの引き分け防衛

▼60分1本勝負

⑧ザ・グレート・カブキ(18分10秒 サムソン冬木が乱入してタイガーマスクにストンピング→無効試合)タイガーマスク

▼PWF認定インタナショナルタッグ選手権試合=60分1本勝負

⑨ジャンボ鶴田 ○天龍源一郎(22分21秒 パワーボム→エビ固め)長州力 ×谷津嘉章

※第32代王者の鶴龍コンビが6度目の王座防衛に成功

ジャンボ鶴田「今日の作戦は、とにかく長州に中へ入らせないこと、これに尽きたね。結果的にはこれが成功したようだ。ああいう事件(鹿児島)があった後だから、お互いに感情的になっている部分はあるけど、やっぱり勝負は勝負だから長州の右わき腹を狙うのは仕方がない。それにしても谷津は良くなった。あいつはこれからもっともっと強くなる。でも、俺たちはあいつにとって大きな壁になるつもりだ。それがあいつを成長させることになるからね。まあ、札幌では死にもの狂いでくるだろうし、俺たちも簡単に負けたりはしない。長州の骨にヒビが入っているなら、札幌では折ってやるよ!」

天龍源一郎「今日はピンフォールを取れたから俺としては満足している。長州は鶴田選手に対して特にエキサイトしていたようだ。つっかかっていったのは鶴田選手にだけで俺はマークされていなかったから、かえって気楽に動けた。俺としては本当は長州に延髄斬りを見舞いたかったんだけど・・・それにしても谷津は良くなった。昨年の夏くらいから、グングンと強くなってるね。」

長州力「今日のファイトを見る限り、えこひいきなく谷津は鶴田に勝っていた。もう、こうなったら札幌では選手生命を賭けてでも勝ってやる。鶴田は谷津に任せて、天龍は俺が仕留める。あいつらの場合、勝っても何か得る物がないけど、俺たちには負けても得る物がある。札幌ではうまい酒を飲むぞ!」

谷津嘉章「今日の負けはしようがない。結果は結果として、もうスッキリした。今度は札幌、あいつらは汚い手ばっかり使って許せない・・・必ずこの借りは返してやる。」