全日本プロレス 1995年12月2日(土)大分県立荷揚町体育館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆2,300人=満員

▼30分1本勝負

①○井上雅央(11分50秒 バックドロップ→片エビ固め)×マウナケア・モスマン

②ダグ・ファーナス ○ダニー・クロファット(12分15秒 タイガードライバー→エビ固め)本田多聞 ×志賀賢太郎

③ラッシャー木村 ○百田光雄(17分4秒 ラッシャー木村のチョップ→首固め)×永源遥 マイティ井上

▼公式リーグ戦=30分1本勝負

④○アブドーラ・ザ・ブッチャー ジャイアント・キマラ<2点>(11分33秒 エルボードロップ→体固め)ジョニー・スミス ×ロブバンダム<2点>

⑤パトリオット ○ジョニー・エース<9点>(17分0秒 回転エビ固めを切り返して押さえ込む→エビ固め)×ドリー・ファンクJr 渕正信<4点>

⑥○スタン・ハンセン ゲーリー・オブライト<12点>(10分14秒 ラリアット→体固め)×秋山準 大森隆男<4点>

※ハンセンのエルボーで大森隆男が鼻血

大森隆男「チャンスらしいチャンスをもてなかったのが悔しい。今度はこっちが鼻にエルボーを入れてやりますよ。」

▼特別試合=30分1本勝負

⑦川田利明(時間切れ引き分け)小橋健太

川田利明「途中から記憶が薄い。フルネルソンで真ん中に持っていかれた時にオチてた。あの技でオチるとは思わなかった。いっちゃいけない!と思って、踏ん張ったのがいけなかった。あそこで、バック取られた時に投げられてたら危なかった。小橋は札幌でああいう闘いをして、今日はプロレスの基本に帰ったと思う。最初から足だけを、何回返しても攻めてきた。シングルで今年3度目の引き分け?そういうことより、ここで小橋とやる意味だよね。この世界最強タッグの中で、三冠挑戦者決定戦とか、そういうのが何もない状態でのシングル。正直、リーグ戦に打ち込みたいけど、気を抜いた試合はできない。ここで2人の闘いのランクを落とすわけにはいかない。俺も小橋も、何かの勉強にはなったと思うけど・・・。プロレスは忘れた頃に基本に帰るのが大切だと思う。毎回、そういう試合をしろというんじゃないけど。だから、小橋にとってもやった意味があるんじゃないかと。今の若い選手に基本をやれと言っても、できる選手はいない。今日の試合を見て、若手が参考にしてくれたら、俺たちもシングルをやった意味がある。」

小橋健太「やっぱり川田さんと30分は難しい。勝負はつかなかったけど、この試合がリーグ戦に繋がれば、と。さすがに四天王の残り3人とやるのはキツイ。でも、フォールを取りたいじゃなくて、取るぞ!と思って闘っている。全力を尽くしたし、胸を張れるけど、終わってみて満足感というよりは脱力感が強い。札幌のお返し?リーグ戦はリーグ戦。あまり意識しないようにした。今日は今年最後の川田さんとのシングル。2人の決着をつけるつもりでいきました。」

▼60分1本勝負

⑧三沢光晴 ジャイアント馬場 ○浅子覚(21分2秒 雪崩式フランケンシュタイナー→エビ固め)田上明 小川良成 ×菊地毅

※浅子覚、菊地毅から初のピンフォール勝ち。

浅子覚「社長と三沢さんのフォローがあったので。まだ実感が湧かないです。菊地さんもガッチリ負けたとは思ってないと思うので、今度はシングルで勝ちたい。目標はジュニア王座です。」