全日本プロレス 1995年12月9日(土)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時 観衆1万6,300人=超満員 ※テレビ収録(副音声ゲスト:加藤紀子)

▼30分1本勝負

①○井上雅央(9分25秒 バックドロップホールド)×マウナケア・モスマン

②○ジョニー・スミス ロブバンダム(13分2秒 ジャンピングパイルドライバー→片エビ固め)浅子覚 ×志賀賢太郎

③○アブドーラ・ザ・ブッチャー ジャイアント・キマラ(8分34秒 エルボードロップ→体固め)×ダグ・ファーナス ダニー・クロファット

④ジャンボ鶴田 ラッシャー木村 ○百田光雄(11分35秒 前方回転エビ固め)渕正信 ×永源遥 マイティ井上

⑤○パトリオット ジョニー・エース(9分12秒 フルネルソンバスター→片エビ固め)×小川良成 菊地毅

⑥○スタン・ハンセン ジャイアント馬場 ドリー・ファンクJr(14分5秒 ラリアット→体固め)秋山準 大森隆男 ×泉田竜角

▼60分1本勝負

⑦○ゲーリー・オブライト(11分19秒 ジャーマンスープレックスホールド)×本田多聞

本田多聞「最強タッグの経験が生きました。4人に追いつくというのはおこがましいですけど、いつかは追いつかないと。」

▼「’95世界最強タッグ決定リーグ戦」優勝決定戦=時間無制限1本勝負

⑧三沢光晴 ○小橋健太<1位>(27分4秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)川田利明 ×田上明<1位>

※三沢組、3年連続優勝

三沢光晴「年々きつくなってるのは確かですよ。精神的にね。同じチームが多いわけでしょ、同じメンバーが。読み合いになっちゃうから、そういう部分でも精神的にも疲れるだろうしね。初めてのチームのほうがまだラクなのかもしれんしね。読み合いをしなくていいからね。極端に言っちゃえば。まして普段と違ってリーグ戦っていうと、みんな裏の裏をかいてくるし。短かった?逆にね、時間を気にしなくていいっていうのはね、余計な事を1個考えなくてもよくなる。そのほうが気分的に楽になるっていうかね。リーグ戦の疲れが出てるからね。短期勝負っていう狙いはあった。小橋?もう、いつも心配することないしね。チームとして小橋がとられたらとられたらで、小橋でなくて俺でも取られたろうなって思うぐらい・・・同等ですよ、もう。来年?別に(笑)来年になんないとわかんない。今年から精神もたないですよ。とりあえず、今日終わったことでね、ホッとしたかなと。勝って終えられたからっていうのもあるだろうね。ま、負けてても終わったことに対してはホッとしただろうけど。」

小橋健太「まだピンと来ない。頭打ってボーっとしてるんで。これからじっくり味わいたい。左ヒジは伸びきらない状態なんでキツかったですけど。バックドロップは来た時に一瞬あっと思って体を切り返そうとしたけど、そのまま持っていかれちゃって。最初、やばいなあという気持ちがあったけど、頑張ってやるしかない、と。いい時に三沢さんが、いいタイミングで来てくれたんで助かった場面がいっぱいありました。次はベルトがどうのこうのというよりも、まだそういうの考えないでね、来年になったらまた、三沢さんとのタッグで頑張っていきたいし。来年はやっぱりチャンピオンカーニバル。今年がああいう結果だったからね。これを機会に、決勝に三沢さんと出たい。タッグを2人で3回取ったんだから、シングルで三沢さんと決勝でできたら。今年の結果を踏まえて、来年こそは!という気持ちが強いんで。だからと言って、三沢さんとのタッグを解消することは考えていない。今年は色んなことがあったから、こういう最高の形で締めくくれたことが嬉しい。初優勝の時ぐらいに嬉しい。マイクで、色々あった年でした、と言った時に、自分の言葉にホロっときたし。最高の形で締めくくれたのも三沢さんのおかげだと思う。」