全日本プロレス 1996年5月24日(金)札幌中島体育センター別館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆5,100人=超満員 ※テレビ収録

▼30分1本勝負

①大森隆男 ○本田多聞 志賀賢太郎(10分43秒 変形パワーボム→エビ固め)小川良成 菊地毅 ×井上雅央

②○パトリオット ザ・ラクロス(10分1秒 フルネルソンバスター→片エビ固め)ボビー・フルトン ×トミー・ロジャース

③ジャンボ鶴田 ○ラッシャー木村 百田光雄(10分13秒 ブルドッキングヘッドロック→体固め)永源遥 マイティ井上 ×泉田竜角

④ジャイアント馬場 ○ジャイアント・キマラ マウナケア・モスマン(14分5秒 ボディープレス→片エビ固め)ダグ・ファーナス ダニー・クロファット ×渕正信

⑤スティーブ・ウィリアムス ジョニー・エース(時間切れ引き分け)ゲーリー・オブライト 秋山準

秋山準「別にチャンピオンになったからどうのというんじゃなくて、もう最近はウィリアムスが前にいようとハンセンが前にいようと圧力を感じなくなったんで。これからもいけると思います。三沢さんとか上の人がどれだけ精神的にキツいのか、肉体的にキツいのか、全部わかったわけじゃないですけど、1日でこれぐらいのプレッシャーがかかるんだから、ベルトを持っているとどれだけプレッシャーがかかるのか、よくわかりました。挑戦していく方が気は楽ですね。」

▼次期三冠王座挑戦者決定戦=60分1本勝負

⑥○川田利明(19分41秒 顔面へのジャンピングハイキック2連発→片エビ固め)×小橋健太

※川田利明が次期挑戦権を獲得。

▼三冠ヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑦○田上明<挑戦者>(16分5秒 ダイビングネックブリーカードロップにきたところをノド輪落とし→体固め)×三沢光晴<王者>

※三沢光晴が5度目の防衛に失敗。田上明が第15代王者となる。

田上明「三冠のベルトを獲ったことよりも宿敵を倒したことが嬉しい。今までは俺の方が弱かったけど、今日は俺の方が強かったってこと。武道館は川田?そうなりますね。まだ実感がわいてこない。勝ったことが嬉しくて。」

三沢光晴「田上の攻めで今までと違ったところは最後だけですよ。俺でも読めなかった動きだから。この1年は下の方も強くなってきてるし、年々きつくなってるのは確か。今度は田上がそれを味わってくれるんじゃないか。今後に期待しますよ。次であっさり負けないように。今日俺に勝ったって喜んでいるようじゃ・・・そりゃ喜んだ方がいいですけど、変に安心しない方がいいと思う。かわいそうなのは最終戦にまたあること。とりあえずそれも乗り越えてほしいけど。いい形で次は挑戦したい。気分的にも体力的にも、もうちょっと見つめなおして。いい意味で充電したい。負けたもんはしょうがないし、いい方向に考えて次にいきますよ。」