UWFインター 1995年10月28日(土)国立代々木競技場第一体育館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆1万2,000人=超満員

※すべてフリーノックダウン、フリーロープエスケープの特別ルール

▼30分1本勝負

①○山本健一(10分34秒 スリーパーホールド)×大谷晋二郎

大谷晋二郎「あいつは俺に何ができた!」

山本健一「あの時、純粋な試合をやろうと言っていたやないですか。今日は技術のぶつかり合いになるかと思ってたよ。それが髪の毛を掴まえられたり・・・悔しい。ああいうのも作戦やったんかな。最後、大谷選手、荒れてましたけど、何で荒れていたのか。僕は納得いかないですね。レスリングでバックをとるだけじゃ、プロレスじゃない。下になったからといって負けじゃないでしょ。グレイシーだってそうでしょ。勝つためにはどうするか、それだと思う。俺が何も出来なかったと言ってるんやったら、納得いくまで2人でやろうや。それでええんやないですか。俺は大谷選手の実力を認めてるんやし。」

②○金原弘光(6分42秒 ヒザ十字固め)×高岩竜一

金原弘光「リングに上がって相手の体を見た時に、身長は僕と同じくらいなんですけど、ボテッとした体をしていたので、これはチョロいな、と。相手の構えはサウスポーで柔道家のようなスタンディングポジションをとっていたので、蹴るには絶好の相手でした。僕は打撃のイメージがありますけど、昔からグラウンドの練習もすごくやってきて、絶対に決められない自信があるんで。だから、上に乗られようが全然怖くなかったです。新日本て本当に強いのは石沢選手や永田選手だと思うんですけど、僕もネームバリューがほしいんで、名前のある選手とやりたいですね。」

高岩竜一「勉強不足でした。キックを得意にしてるだけあって、いいキックでしたよ。借りは返したいけど興味は・・・」

③○金本浩二(9分26秒 腕ひしぎ逆十字固め)×桜庭和志

金本浩二「相手の出方を見て、余裕もって考えながらできました。」

④○佐野直喜(11分3秒 腕ひしぎ逆十字固め)×ヒロ斉藤

佐野直喜「昔のこと?すっかり忘れました。」

▼45分1本勝負

⑤○佐々木健介(7分48秒 ストラングルホールドγ)×高山善廣

佐々木健介「やっぱりリーチは長いな。掌底も伸びてくる。」

▼ダブルバウト=45分1本勝負

⑥○垣原賢人 中野龍雄(10分52秒 ワキ固め)橋本真也 ×野上彰

橋本真也「元気よくなってきたじゃねえか。いつでもこい、いつでも!ハードルを乗り越えてな。ぶっ潰すぞ、こいオラ!」

垣原賢人「(橋本真也について)非常にやりがいのある選手だと思いました。今後シングルでもやってみたいですね。まあ、キックは重いは重いんですけど、僕は見ての通りダウンはしてませんしね。試合開始からすぐに掌底が入って、正直言って調子が狂った部分があったんですけど、それは自分のミス。もっと万全の状態で次はシングルでやりたいです。(野上彰について)打撃の防御はあんまり上手くないなと。力はあると思いました。でも関節技とかはあまり仕掛けてこなかったんで、そんなに怖い相手じゃなかったです。(掌底やキックの手応えは)今日はこないだの試合で少し手を痛めていたので、ニールキックを多用していきました。今度は掌底でボコボコにしてやりたいですね。今日同様勝つのみです。」

中野龍雄「(橋本真也について)まあ、ドームの雪辱戦だと思って試合に臨んだ。一回やってるし、だいたい手の内もわかってたんで。俺もバカじゃないから、あの後結構勉強したしね。(野上彰について)全体的に言えるんだけど、新日本の選手は力が強い。でもグラウンドの関節技は甘い。まあ、あんなもんだろう。あのヤロー(山崎一夫)は今日は試合がなくてゆっくり休んでるんだろう。まあ、やるだけやるよ。目いっぱいやってやらあ。」

▼60分1本勝負

⑦○安生洋二(8分17秒 変形足4の字固め)×蝶野正洋

安生洋二「まあね、今日はね“金カップ”に助けられました。(自分の頭を指して)ここの勝利ですね。我ながら天才的なアイデアだと思いますよ。まあ、天才と言えば武藤敬司と言われているけど、天才は天才を知るといいますが、今後のプロレス界、僕がしょって立ちます!IWGPのベルトに挑戦するかって?武藤とはやはり、共通するものがたくさんあると思ってるんでね。まあ、向こうとしても文句はないんじゃないですか!(変形足4の字固めについて)はい、プロレス界のために僕が4の字で取らせていただきました。まあUWFは垣原たちにまかせて、プロレス界は僕がしょって立ちます。どうもありがとうございました。高田選手や田村選手は悩めばいいんですよ。本当に悩んで悩んで、苦しんで苦しんで、それから帰ってきて下さい!」