UWFインター 1996年3月1日(金)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆1万6,500人=超満員札止め

▼30分1本勝負

①○山本健一 D4E1S1(5分40秒 フロントネックロック)×中野龍雄 D0E0S1

②○田村潔司 D0E1S0(8分42秒 足首固め)×桜庭和志 D0E1S0

※田村潔司、約半年振りに復帰

田村潔司「受けて立ってた?そうですね。桜庭の一発食ってやろうという気持ちを肌で感じたんで、お互い様子を見ながら・・・。やっぱり自分のところの団体でやるのが面白いっていうか。」

③○垣原賢人(7分35秒 スリーパーホールド)×大谷晋二郎

大谷晋二郎「今日の試合が大谷晋二郎の実力!ありのままの自分をさらけ出しました。」

▼キック・ルール=3分5ラウンド

④○チャンプア・ゲッソンリット(5ラウンド終了判定勝ち)×金原弘光

金原弘光「金的攻撃も3~4回入っているんで、あれだけでも3~4点減点されているはず。ポイントでは負けていないと思う。(試合後、高田延彦の控室へ行ったのは)こういうチャンスをもらったのに、いかせなくてすいません。もう1回やらせてください、と頼みに行ったんですよ。」

▼45分1本勝負

⑤○安生洋二 高山善廣(12分42秒 変形足4の字固め)×山崎一夫 飯塚高史

安生洋二「彼(山崎)は悪党ファイトに目覚めて、自分の本性さえ出せば一番強い人なんだけどな~」

⑥○武藤敬司(14分30秒 足4の字固め)×佐野友飛

※佐野直喜、この日より佐野友飛となる。

武藤敬司「俺がやろうとしてた戦法を逆にあいつにやられたっていうか。もう少しワクにとらわれてると思ったら全然違ってた。地獄に一歩、踏み入れてたところがある。Uインターのリング?いつもと同じだよ。いつもの俺のスタイルを出しただけ。ほんと言うと、相手を少し見くびってたところがあった。」

佐野友飛「思った以上に力は強いね。場数を踏んでるだけある。今日はやっていて楽しかった。懐かしいというか強くなったなぁ、と。」

▼IWGPタッグ選手権試合=60分1本勝負

⑦○高田延彦<王者>(10分53秒 腕ひしぎ逆十字固め)×越中詩郎<挑戦者>

※第18代王者・高田延彦が初防衛に成功

高田延彦「(腕ひしぎ逆十字固めは)僕が一番スムーズに動けるグラウンドの一つなんで、狙うというより体が狙ってた。意識じゃ狙ってないんだけど。どうしてもあっちの方にいっちゃいますよね。(越中詩郎は)やっぱり逃げないね、相変わらず。だからあれだけの層の厚いメンバーの中でね、僕とやってた時代から数えると8年、9年になるかもしれないですけど、ああいう気持ちがあるから、あの中で常に沈むことなく一線で闘ってられるんじゃないかなっていうか、また改めて・・・スピリットがね、いいなあというね。(藤波辰爾について)ま、色んな意味での環境とかね条件がきちっと合えば、いくらでもそういう可能性はあると思うんですけども、それは誰にも限らず、という・・・(試合後に橋本真也の名前を出したのは)客席からたまたま聞こえたんで、ポッと聞いたのをそのまま言ったんですけど・・・まあ巷でもそういう話が多いんでね、チョイスするのは向こうに任せてありますから、ここで橋本が来るならば相手にとって不足はない、というコメントというか印象というかね。(越中詩郎が)やるほどのもんでもなかったっていう相手ならまた話は別ですけど、試合直後にさっき言ったような心証をもたしてくれる相手ですから、そのスピリットで向かってくるならば、またタイミングが合えばいつでもということですね。最近は声援をもらってないからね、久々にあったかい声援をもらったような、自分の家に帰ってきたような、そういう印象を持ちました。いい形で試合が終わったんで、今日来てくださったファンの人たちには心からありがとうございました、という気持ちでいっぱいです。」

越中詩郎「自分のプロレスをするだけ。向こうにも意地があるようにね、俺にも意地があるからね!自分のスタイルを貫くよ。(Uのリングでヒップアタックをやったのは)ここまでこられたのもヒップアタックのおかげだと思ってるからね。もう一回、もう一回!」