全日本プロレス 1985年8月31日(土)両国国技館大会 試合結果
試合開始18時 観衆1万500人=満員
▼15分1本勝負
①○百田義浩(8分53秒 片エビ固め)×笹崎伸司
▼20分1本勝負
②○保永昇男(8分12秒 エビ固め)×百田光雄
③ターザン後藤 川田利明(時間切れ引き分け)新倉史祐 仲野信市
④○マイティ井上 グレート小鹿(9分55秒 片エビ固め)×ティム・ホーナー マーティ・ジュネッティ
▼30分1本勝負
⑤○キラー・トーア・カマタ(4分51秒 体固め)×大熊元司
⑥○アニマル浜口 寺西勇 栗栖正伸(12分54秒 体固め)ラッシャー木村 鶴見五郎 ×高杉正彦
⑦○キラー・カーン(4分27秒 反則勝ち)×阿修羅原
▼PWF認定インタナショナルジュニアヘビー級選手権試合=60分1本勝負
⑧○タイガーマスク<挑戦者>(15分36秒 タイガースープレックス’85)×小林邦昭<王者>
※第13代王者・小林邦昭が5度目の防衛に失敗。タイガーマスクが初の王座奪取。
小林邦昭「ヤツはこの2ヶ月で強くなったなぁ。体格も見違えるし、守りまで攻撃型になっていた!でも、これで俺たちは1勝1敗だ。ヒロ斉藤も来るだろうし、ジュニアはまだまだこれからだ。」
タイガーマスク「でも、このタイトル獲得でヘビー級転向はしばらく遅れるかもしれないな・・・本当は自分はヘビーで闘いたいんですよ」
川田利明「タイガーさんは毎日、厳しい練習を続けていました。そしてある日、、、今日の決め技になったタイガースープレックス’85を僕を相手に仕掛けてきたんです。最初、タイガーさんの両腕は僕の体を巻ききれなかったけど、柔らかいマットの上で何回か実験台になるうち、パーフェクトに決められるようになっていきました。」
▼45分1本勝負
⑨○タイガー・ジェット・シン キラー・ブルックス(3分14秒 コブラクロー)ジャイアント馬場 ×石川敬士
⑩○ザ・グレート・カブキ(2分34秒 足4の字固め)×ハル薗田
ザ・グレート・カブキ「結局、俺はよそ者なんだよ。宇都宮で俺がやられてる時だって、控室から出てくるのに何分かかるんだよ。馬場さんが出さなかったんじゃない?俺だって別にそれだけで怒ったわけじゃないけど、この件には色々なことがからんでるんだよ。アメリカで生活してるとやっぱり日本の水は合わなくなるよ。みんなアメリカに修行に出てその時は必至で頑張るけど、喉元過ぎれば熱さ忘れるじゃないけどさ、日本に帰ってくるとやっぱりこっちの水にどっぷり漬かっちゃってあの頃の苦労を忘れちゃうんだよ。何が日本人抗争だよ。アメリカにはまだまだ強い奴はいくらだっているんだ。俺は一人でずっとアメリカでやってたから言えるけど、レスラーやプロモーターから信用を得るってのは並大抵のことじゃないんだ。小さな日本の中でいがみ合ってるなんて、俺に言わせればちっぽけなことさ。鎖国していた江戸時代じゃあるまいし、日本人同士いがみ合ってどうするんだ。みんな目を覚ませばいいんだよ。俺は今後アメリカから強い男をどんどん送り込むつもりだよ。鶴田、天龍、長州、誰とだってやってやる。阿修羅?あんな奴と組む必要ないよ。もちろん相手はするけどね。やっぱり俺は一匹狼なんだ。きっとスタンなんかも同じこと言うよ。アメリカでやってた連中ならみんな知ってるはずさ。向こうにはいくらでも強いレスラーはいるんだ。」
▼60分1本勝負
⑪△長州力 谷津嘉章(11分42秒 両者リングアウト)ドリー・ファンクJr △テリー・ファンク
長州力「できることなら全盛期の2人とやってみたかった」
▼PWF認定世界タッグ選手権試合=60分1本勝負
⑫○スタン・ハンセン テッド・デビアス<王者組>(15分30秒 痛めている右ひじへの攻撃→レフェリーストップ)×ジャンボ鶴田 天龍源一郎<挑戦者組>
※ブルーザー・ブロディ移籍による前王者組解体で第2代王座を認められたハンセン&デビアス組が初防衛に成功
スタン・ハンセン「誰でもいいからかかってこい。チョーシュー、ファンクス・・・俺たちが怖くなかったらいつでも呼んでくれ!」