全日本プロレス「’95ジャイアントシリーズ」第12戦1995年10月15日 愛知県体育館 試合結果

全日本プロレス 1995年10月15日(日)愛知県体育館大会 試合結果

試合開始17時 観衆6,100人=満員

▼30分1本勝負

①○井上雅央(9分45秒 バックドロップ→体固め)×マウナケア・モスマン

②小川良成 ○菊地毅(15分0秒 ジャーマンスープレックスホールド)ジョニー・スミス ×ロブバンダム

③○アブドーラ・ザ・ブッチャー ジャイアント・キマラ(9分36秒 サードロープからのエルボードロップ→体固め)ドリー・ファンクJr ×マイク・アンソニー

④○ジャイアント馬場 ラッシャー木村 百田光雄(17分45秒 河津落とし→片エビ固め)×渕正信 永源遥 マイティ井上

⑤本田多聞 浅子覚 ○泉田竜角(15分40秒 いん石→片エビ固め)秋山準 大森隆男 ×志賀賢太郎

⑥パトリオット ジョニー・エース ○ゲーリー・オブライト(14分36秒 ダブルアームスープレックス→片エビ固め)スタン・ハンセン ダグ・ファーナス ×ダニー・クロファット

▼世界タッグ選手権試合=60分1本勝負

⑦川田利明 田上明<王者組>(時間切れ引き分け)三沢光晴 小橋健太<挑戦者組>

※第26代王者組、3度目の防衛に成功

川田利明「ひとシリーズに、あって1回の苦しみが、こうもだんだんと増えてきちゃうと。レスラーとしての寿命が縮まっちゃうな。今日は試合内容とかそんなことじゃなくて・・・。俺だけじゃないと思うよ。俺たち4人、仮に口に出さなくてもみんな思ってると思う。今までは最終戦だけ自分の力を110%出し切ればスッキリしたと思うけど、これでまたこういう試合が増えていったら4人とも寿命が縮まると思う。三沢さんだけじゃないけどレスラーとしての寿命じゃなくて人間としてガクッといっちゃうかも。今日は終わってつくづくそう思った。力に差がないと、よっぽどタイミングのよさがない限り勝負つけるの難しい。田上のあの技(奈落式ノド輪落とし)が出たのが前半だったから決まらなかったのかもしれないけど、あれで勝負がつかないんだから・・・。そういうのを考えると、ああいう言葉しか出ないと思う。最強タッグ?厳しいなんてもんじゃないよ。やるのイヤだよ。人生考えるよ。スリーパー食って立ち上がったとき、それでもぶっ倒れそうになったんだから。でもチャンピオンである以上、挑戦は受けていかなきゃいけないんだよな。今年、優勝しなかったらファンも納得しないでしょ。去年はアホみたいな終わり方だったし。三沢、小橋組に2年連続もっていかれてるからね。とにかく今日は試合の内容の感想が出ないんだから・・・。」

田上明「何もしゃべりたくねえ。ノーコメント。疲れたよ。アップアップ。執念だよ。今日はそれしかない。最強タッグの優勝?見えねえよ。今日の試合で見えたと思うか?最初はうまくいったけど、反撃がすごかった。死ぬかと思ったよ。あとは相棒に聞いてくれ。」

三沢光晴「引き分けは気持ちが中途半端。スッキリしないというか。残り時間は全然聞こえなかった。技が流れなかった。最後、単発だったでしょ。体が動かなかったといえばそれまでだけどさ。コンディションの不安はなかったけど、しょっぱなのがまずかった。あれでもう動かなかった。タイガースープレックス’85は腕のフックがはずれた。自分の体に集中力がなかった。決めよう!っていうのがなかったかもね。終わってみればね。三冠戦?やっとか、という感じかな。待ち望んでた?うん。タイガーマスクとして武道館でやった当時は俺はヘビー級に転向したばかりだったから、2人でヘビー級のベルトをかけてやることになるとは少なくとも俺は思ってなかった。期待が大きい?そっちの意味でのプレッシャーがあるよね。」

小橋健太「最後はもう左ヒジが動かなかった。腕ひしぎは強烈だった。ハンセンにやられてきて、ちゃんと伸びない状態だから、すごい厳しかった。時間は聞こえなかった。ただ三沢さんが最初にやられたから1人でもあの2人を何とかしなきゃいけないと。1人じゃできなくても、できないなりに三沢さんにつなげようとした。三冠戦のことはオフ中は気持ちの中にあったけど、まずは名古屋!という気持ちがあったから。それが終わらないことには三沢さんとの一騎打ちは考えられなかった。オブライトが来たときとか、ハンセンと当たったときでも、世界タッグに集中しようとした気持ちにはウソがなかったし。だから、こういう結果になったのは凄く残念。でも、世界タッグのことは今日まで。明日から三冠戦が終わるまで、ハンセンのこともオブライトのことも答えたくない。川田VSオブライト戦のことも気にしない。これまでずっと、ハンセンやオブライトのことをみんなすごく聞いてきて、俺自身も気にかかった。でも世界タッグに集中したかったし、これからは三冠戦に集中したい。みんなも気持ちを察してほしい。三沢さんとは前にも言った通り、超世代とか、これが俺たちの闘いだと感じるようなものをやりたい。やっと、このときが来たという感じ。今年に入って三冠があって、世界タッグがあって、年末になってこういう試合が組まれたから一気に吐き出したい。これが小橋健太だというものを。今年はこれまでいい結果が出なかったからといって、三冠戦もそうなるというもんじゃないし。やることはやってきた。三沢さんについて研究もしたし。やるしかない。三沢さんと武道館でやるのはタイガーマスクのとき以来だよね。これも縁というか、運命だと思う。」

 

ochoso

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