全日本プロレス 1996年4月20日(土)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時 観衆1万6,300人=超満員 ※テレビ収録

▼30分1本勝負

①○菊地毅(9分17秒 後方回転エビ固めを切り返して→エビ固め)×マイティ井上

②○永源遥 泉田竜角(14分15秒 背後から丸め込む→エビ固め)×ラッシャー木村 百田光雄

③ダグ・ファーナス ○ダニー・クロファット(12分15秒 雪崩式リバースブレーンバスター→片エビ固め)パトリオット ×マウナケア・モスマン

④○小川良成 渕正信 井上雅央(27分33秒 ボディーアタックを切り返して→片エビ固め)ジャイアント馬場 浅子覚 ×志賀賢太郎

⑤○スタン・ハンセン ジャンボ鶴田(8分36秒 ラリアット→体固め)本田多聞 ×大森隆男

ジャンボ鶴田「時が経つのは早いよね。僕とスタンが組むのは若い人が伸びてきている証拠でもあるだろうし。でも肉体面は別にして、若い人たちに心と精神を伝えていきたいと思いますよ!」

▼60分1本勝負

⑥川田利明 ○ゲーリー・オブライト ジョニー・エース(19分47秒 フルネルソンスープレックス→片エビ固め)三沢光晴 ×小橋健太 秋山準

川田利明「体がボロボロだよ。こんなシリーズ、ないよ。」

▼「’96チャンピオンカーニバル」優勝戦=60分1本勝負

⑦○田上明<1位>(21分41秒 ノド輪落とし→片エビ固め)×スティーブ・ウィリアムス<1位>

※田上明が初優勝

田上明「嬉しいです。去年、悲惨な負け方をした。あれがすごい勉強になった。勝った!と思ってままならない。最後に手をあげなきゃ。今シリーズは最初に星が全然上がんなくて半分やけになってやってた。1勝でもできてたらしょうがないと思ったんだろうけど・・・結果的には開き直っていい方に出たんじゃないかな?俺はこういうプロレスだよ。(三冠について)狙ってるよ。」

ジャイアント馬場「投げられることは仕方がない。投げられまいとして試合をしちゃダメ。投げられても大丈夫な受け身を取れるようにするのが大事。投げても投げられても、そういうもんがなかったらお客さんは喜ばない。お客さんをまず喜ばすことを考えないと、銭を取れるレスラーにはなれない。勝ったってお客さんに嫌われちゃ・・・こういういい試合をすればお客さんは田上とウィリアムスを忘れられないと思う。2人は一歩上に上がったでしょう。」

三沢光晴「このシリーズで優勝するっていうのはやっぱり凄いこと。三冠?やるのはイヤじゃない。カードが決まったら気持ちを切り替えるけど、それまではゆっくりさせてほしい。田上もカーニバルに優勝したことより、タイトル戦に気持ちを切り替えた方がいい。」

ジャンボ鶴田「ウィリアムスは力があるから、やっぱり大きい選手が相手だと、田上が一番得してるよね。この優勝がラッキーじゃないということを今後、証明していければ凄くなる。後は本人次第だけどね。」