みちのくプロレス 1995年11月23日(木=休)岩手県営体育館大会 試合結果

試合開始15時 観衆1,888人=満員

▼20分1本勝負

①○中島半蔵(16分33秒 ライガーボム→エビ固め)×星川尚浩

※1996年3月からのイギリス遠征を控えている中島半蔵、出発前国内最後の試合。

中島半蔵「1年になるか2年になるかわかりませんが、精一杯やってきます!」

▼GAEA NEO SOUL BATTLE 3on3=30分1本勝負

②里村明衣子 永島千佳世 ○佐藤季恵(15分6秒 ダイビングエルボードロップ→片エビ固め)植松寿絵 加藤園子 ×中野知陽呂

長与千種「お客さん、全然沸かなかったでしょ?ツラいでしょ?って聞くと、この子たち、“いや、楽しいです”って答えたんだよ。確かに初日はビックリして落ち込んだけど、どうすればいいのか必死に考えて悩む。それが楽しいんだって。ああ、この子達プロレスの本当の楽しさをこのリングで覚えたんだなって。どおりで今日の試合、うちのリングでやってる時と違って、ノビノビしてるなってさ(笑)ファンで見てる時にはわからなかったことがわかった、とも言ってたね。ああ、いい収穫だな!少しだけだけどプロとして自覚もってくれたかなって。でもね、一番に言いたいことは、みんなあったかいよ。みちプロって選手もお客さんもみんなあったかい。外は寒いのにね(笑)」

テッド・タナベ「うちに向いているのは植松、印象に残ったのは里村、これからが楽しみなのが加藤」

▼30分1本勝負

③ウィリー・ウィルキンスJr(14分41秒 両者リングアウト)ヨネ原人

▼特別試合=30分1本勝負

④○TAKAみちのく(13分31秒 ブラックタイガーボム→エビ固め)×タイガーマスク

(試合後、リング上で)TAKAみちのく「これがみちのくプロレスだ!」

タイガーマスク「みなさん、僕のことを四代目と呼びますけど、僕自身は先生の直弟子ですので初代タイガーマスクの延長だと思っているんですよ。それに黒星をつけちゃって・・・初代タイガーに申し訳が立ちませんよ、ほんとに。悔しいです。本当にもう・・・悔しいです!でも、いい試合ができたな、という満足感もありますね。」

TAKAみちのく「タイガーにひとつ言いたい。確かに蹴りとか関節技は凄いかもしれないけど、プロレスの危険な技の受け身が取れていない。あれじゃ俺には勝てないですよ。フィニッシュはスプラッシュマウンテンじゃないすよ(笑)俺が今まで食らった中で一番痛かった技・・・ブラックタイガーボムです!これをあいつが返せるわけがない。」

▼決勝戦=時間無制限1本勝負

⑤○ザ・グレート・サスケ カト・クン・リー(23分46秒 首固め)×スペル・デルフィン 愚乱浪花

※ザ・グレート・サスケ&カト・クン・リー組が初優勝

ザ・グレート・サスケ「向こうがズルい手を使ってきたんでカチンときたけど、冷静に冷静にと言い聞かせました。最後に何とか決まったけど、あれを返されたらやばかったですね。今日は精神力の差でしょう。これで“ミスター準優勝”という名前は返上できました。何とか一区切り、つきましたかね。次の目標は4年後の覆面ワールドリーグ戦で優勝すること。1999年にはアレナ・メヒコ、2000年にはみちのくプロレスとしてMSGに進出します。」

スペル・デルフィン「あと一歩、いや、あと半歩だったなあ。まあ、一回も優勝していないサスケの執念かな・・・でもワイと浪花クンの強さはわかったやろ。」