新日本プロレス 1995年10月29日(日)マリンメッセ福岡大会 試合結果

試合開始15時 観衆9,800人=満員 ※テレビ収録

▼第1部
▼20分1本勝負

①○石沢常光(8分19秒 IVニーロック)×高岩竜一

▼30分1本勝負

②○野上彰(12分11秒 ダイビングボディープレス→片エビ固め)×エル・サムライ

③○蝶野正洋 天山広吉(8分23秒 ヤクザキック→片エビ固め)長州力 ×安田忠夫

※長州力、復帰

長州力「シリーズをこなしていくのは気の入り方がね、ちょっとこう途中でついていかなくて、しんどくなった。長州力ってものをリングで見せられるなら自分は上がっていくし、その反対もあるってことだな。今俺にとっての最終段階に入ろうとしてる。もう橋本なり武藤なりは先シリーズを立派に引っ張って乗り切ったし、そういう部分ですでに安心感がある。ただ、途中途中で違うんだよね。俺の感覚の流れ方とね。やっぱりレスラーってのはこうじゃなくちゃいけないってのがやっぱりまだあるからね。俺はそういう部分では、自分でそれなりの対戦相手を見つけて自分を出していくってものに対してプライド持ってるからね。だからハイ、カードを組みました。それが一日で終わりましたじゃあ、怖いものがある。俺は今ファンも大切だけど、俺が見せたいのは選手たちに、だな。彼らにないもので何が俺にあるのか。それはキャリアとポジションじゃない。そういうところを感じ取ってやってくれれば、どんどんうちの団体は強くなるしね。プロレスラーっていう、自分の感覚の上でそう見える選手っていなくなったね。俺はやっぱりプロレスラー長州力を最後は出し惜しみしないで、みんなに見せていきたい。U系が色々言ってるけど、それはあまり俺にとっては関心のないことなんだ。今は何を書こうがリングスだろうがパンクラスだろうが今回のことについて何を彼らが言ってもそれは俺にとっては関係ないんだよね。俺の場合、事を行ったんだから、やる前にどうのこうのっていうのはあんまり関係ないんだよ。だから田村とか、やらない奴をある面では書いてほしくもないんだよ。俺たちはリングに上がって評価されるものであって、上がらない者の評価っていうのは何もないはずだ。上がらない奴は上がらない奴でいいって。上がってくればね、垣原とかあいつらも一生懸命やってるし。」

④橋本真也 ○平田淳嗣(11分12秒 魔神風車固め)越中詩郎 ×小原道由

▼アントニオ猪木挨拶
▼第2部(第2部はピンフォールなし、場外カウントなしの特別ルール)
▼30分1本勝負

⑤○山崎一夫(4分33秒 スリーパーホールド)×中野龍雄

中野龍雄「拍子抜けしましたよ。俺、元気だもん。何だあれ。レフェリーもグルなんじゃねえのか。ねえ、ギブアップって聞こえた?」

⑥○金原弘光(9分1秒 腕ひしぎ逆十字固め)×大谷晋二郎

金原弘光「思ったよりレスリングが出来てた。ジャーマンだったかな?首にきていたら危なかったね。」

⑦○飯塚高史(6分25秒 アキレス腱固め)×桜庭和志

⑧○獣神サンダーライガー 金本浩二(15分46秒 逆エビ固め)佐野直喜 ×山本健一

獣神サンダーライガー「ジュニアの世界では絶対負けたくないですから。(金本は)こんなに心強い奴はいない。会心の勝利。」

▼45分1本勝負

⑨○垣原賢人 高山善廣(12分33秒 逆片エビ固め)武藤敬司 ×永田裕志

高山善廣「佐々木選手のほうが正々堂々としていて、本当の王者という気がした。」

武藤敬司「最近やってみたい相手っていなくなっている。その代わり来る者は拒まず。多分、高田延彦は今落ち込んでいるのは確かだと思うし、彼が望むとしたら対戦者は俺だと思う。だけど彼にとってこの試合ってのはもしかしたらやめるかやめないかっていう重要な試合。ぜひ介錯したい。」

▼60分1本勝負
⑩○佐々木健介(9分14秒 ストラングルホールドγ)×安生洋二

佐々木健介「自分のスタイルをつらぬく!俺は新日本プロレスなんだ!俺は俺流の試合をやる!それで勝つ!サブミッションやキックをやってきても俺は俺の勝ち方で勝つ!誰にでもだ!これが新日本プロレスだ!おぼえとけ!」

安生洋二「いい汗かいたわ!最後は何なんですか、あれ。女房の技ですか!今日は夫婦の絆に負けました!以上!」