全日本女子プロレス 1995年6月27日(火)札幌中島体育センター別館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆5,300人=超満員 ※テレビ収録

▼15分1本勝負

①○遠藤信江(6分3秒 押さえ込む→体固め)×高橋洋子

▼全日本ジュニア王座争奪トーナメント決勝戦=20分1本勝負

②○田村欣子(10分5秒 押さえ込む→体固め)×渡辺美佐恵

※田村欣子が第26代王者となる。

田村欣子「にゅうもんしたときからチャンピオンになるのが夢だったのでとても嬉しいです。」

▼20分1本勝負

③○渡辺智子 府川由美(9分27秒 ラリアット→体固め)×前川久美子 椎名由香

▼30分1本勝負

④井上京子 ○井上貴子(13分24秒 合体チョークスラムドライバー→体固め)堀田祐美子 ×玉田りえ

堀田祐美子「神取のグレイシー柔術特訓の記事?見ましたよ。でも、どうなんだろ。自分自身、柔術がどういうものかよくわからないし。あの短期間で身につくのかな?私、11年目に入って、引退とか、ひと段落ついたとか見られるけど、自分自身はまだ納得してないし。ここまで来れば楽な生き方もできると思うけど、違う方向から鍛え上げて、もう一度WWWAを狙ってみたい。何か、形を残したいじゃない!」

▼北斗晶・国内復帰第1戦=30分1本勝負

⑤○北斗晶 三田英津子 下田美馬(15分19秒 ノーザンライトボム→体固め)レジー・ベネット ×吉田万里子 伊藤薫

(試合後、リング上で)下田美馬「(北斗晶に対して)豊田とやる前に、三田、下田とやれ!」北斗晶「てめえら、誰に向かって口聞いてんだ!よし、お前らも豊田軍団も、束になってかかってこい!」

北斗晶「豊田軍団の下っ端に頭をやられて、向こうは引っ掻き回すつもりなんだろうけど、まあ結婚だ何だっていって、反感買わない方がおかしいし。三田と下田?やっと食いついてきたかなって感じだね。今の北斗にあの2人は必要ないし、三田と下田もアタシを必要としちゃいけない。実際、今日はアタシを頼らないようにやってたし。みんな、何であいつばっかりと思ってるだろうし、束になってかかってくればいいんだよ。下の奴から潰して、トップに立ってやる。アタシのことを好いてる奴なんかいないんだから。」

三田英津子「このままじゃ、何をやっても越えられないし、心の底からこっちを向かせたい。ただ自分たちが闘え!って言ったから闘うんじゃ意味がないし。」

下田美馬「今でも北斗さんを尊敬してる気持ちに変わりはないけど、これでまた北斗さんの下についちゃったら三田と2人で頑張ってきたことの意味が消えちゃうし、周りの人にどう思われても、やるしかないです。」

▼WWWA世界シングル選手権試合=60分1本勝負

⑥○アジャコング<挑戦者>(22分45秒 裏拳→体固め)×豊田真奈美<王者>

※豊田真奈美が2度目の防衛に失敗。アジャコングが第40代王者となる。

アジャコング「やっぱりいいなぁ、シングルチャンピオンは。ベルトは重い!でも、気持ちのいい重みだ・・・関西?個人的にはやりたい気持ちは強いですよ。でも、ジャパングランプリでランキングを決めるわけですから、それは無視できない。関西がランキング1位になってくれればいいんですけど。まずしたいことは、1人で外へ出てやってみること。その最終目標は長与選手。この世界に入ってから10年間、毎日やりたいと思ってました。関西に負けたけど、長与選手の価値が落ちるわけじゃない。関西が、長与に対する愛なら、私は、長与に対する夢。長与選手が引退した時、生まれ変わったらやると約束したし、復帰したということは生まれ変わったと解釈してますから。必要とあればGAEAの新人を倒してからでもいいですよ。北斗とも、もちろんやりたい。ただ、去年は引退というのをチラつかされて、これで最後か最後かと、思いながらやってたから、今度はじっくり腰をすえてやりたいんです。北斗晶は焦ってやるほど、私にとって軽い相手ではない。長与選手と同じくらい大きな相手ですから。この3ヶ月間はブル中野を倒す時よりも長かった。でも、ある意味では充実してたかもしれないですね。コールされるとき何もないのが嫌だったですけど。」

豊田真奈美「やっぱりアジャコングはチャンピオンですよ。まだまだ私は・・・。本当にチャンピオンらしく何一つ攻められなかった。でも、まだまだ先があるから巻き返しに期待しておいてください。アジャ相手の防衛戦というプレッシャーはあった。みんなの期待がかかってたから。それを乗り越えられなかったってことは、力が足りないということ。でも、この結果を悪く考えずに、これから頑張っていきます。」

ダイナマイト関西「これが最後のチャンスと思ってる。何としてもアジャに挑戦したい。」