全日本プロレス 1996年6月7日(金)日本武道館大会 試合結果
試合開始18時30分 観衆1万6,300人=超満員 ※テレビ収録
▼30分1本勝負
①ボビー・フルトン ○トミー・ロジャース(8分10秒 ファンタスティックフリップ→エビ固め)浅子覚 ×志賀賢太郎
②○ダグ・ファーナス(7分29秒 投げっ放しジャーマンスープレックス→片エビ固め)×井上雅央
③ラッシャー木村 百田光雄 ○菊地毅(11分40秒 キチンシンクを丸め込む→エビ固め)渕正信 ×永源遥 マイティ井上
④○パトリオット ザ・ラクロス(10分44秒 高角度パワーボム→エビ固め)ダニー・クロファット ×ブライアン・ダイエット
※ダニー・クロファットがダイエットを介抱するフリをして、突然バックドロップ。その後ツバを吐きかけた。
⑤ジャイアント馬場 ○ジャンボ鶴田 小川良成(12分45秒 バックドロップ→片エビ固め)本田多聞 大森隆男 ×泉田純
※泉田竜角、この日より泉田純に改名
※試合後、ジャイアント・キマラがリングサイドに現れ、泉田を介抱しながら控室へ引き上げていった。
⑥ゲーリー・オブライト ○ジャイアント・キマラ(14分39秒 ダイビングボディープレス→片エビ固め)小橋健太 ×マウナケア・モスマン
▼世界タッグ選手権試合=60分1本勝負
⑦三沢光晴 ○秋山準<王者組>(30分9秒 エクスプロイダー→片エビ固め)スティーブ・ウィリアムス ×ジョニー・エース<挑戦者組>
※第29代王者組、初防衛に成功
三沢光晴「今日は秋山のおかげで勝てたようなもの。一回でも多く防衛できるように、秋山といつも危なげなく勝てるようにチームとして完成させていきたい。(三冠挑戦について)慌てる気持ちもないし、タッグに集中して、いずれ回ってくるでしょ(笑)」
秋山準「三沢さんから見て不甲斐ないところがあったのかもしれないですけど、僕は僕で一生懸命やりました。正直嬉しい気持ちよりもホッとしてるっていうのが強い。やっぱりチャレンジするほうがよっぽどラクです。」
▼三冠ヘビー級選手権試合=60分1本勝負
⑧○田上明<王者>(17分41秒 ノド輪落とし→片エビ固め)×川田利明<挑戦者>
※第15代王者・田上明が初防衛に成功
川田利明「メインを田上と俺が取れただけで満足してるっていうか。5年前の俺と田上を見て、武道館のメインでやれると思った人、少ないと思うし。その頃の俺だったら、田上と2回やったら2回とも勝ってたと思うけど、田上は強くなった。昔やり合っていた頃とは違う。田上は目に見えない強さがついたよね。5年前と比べてどこが違うかって言ったら、俺に危なさがなくなったよね。全日本が学校だとしたら、優等生に近付こうとしてる。これが俺が弱くなった原因だと思う。」
田上明「何か勝っても変な感じ。やっぱり、これが初防衛だって心の中にあったんでね。シリーズ3回のタイトル戦はきつい。青タンが絶えるヒマがないんだよ。レスラーでよかったよ。普通の人にこんなにいっぱい青タンができてたら、かあちゃんに変に疑われちゃうよ。」