UWFインター「魁~Uの魂、熱く燃える!」1995年5月17日 大阪府立体育会館 試合結果

UWFインター 1995年5月17日(水)大阪府立体育会館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆6,500人=満員 ※ビデオ収録

▼15分1本勝負

①○山本健一<12点>D0E3S0(13分21秒 逆片エビ固め)×ジェームス・ストーン<5点>D2E4S0

※山本健一、初勝利

山本健一「今まで負けっぱなしだったんで、うれしいです!」

▼ダブルバウト=30分1本勝負

②○高山善廣 桜庭和志<2点>D1E4S2(16分13秒 ヒザ十字固め)×金原弘光 トーマス・バートン<5点>D2E4S0

▼30分1本勝負

③○ジーン・ライディック<5点>D3E0S1(10分19秒 三角絞め)×中野龍雄<14点>D0E1S0

▼ダブルバウト=30分1本勝負

④○佐野直喜 ビリー・スコット<5点>D4E2S0(14分14秒 腕ひしぎ逆十字固め)×安生洋二 宮戸優光<1点>D3E1S2

▼45分1本勝負

⑤○山崎一夫<8点>D2E1S0(11分16秒 ヒザ十字固め)×田村潔司<14点>D0E1S0

田村潔司「嚙み合わなかったですね。最後は見事でしたね。ガッとくると、やっぱりうまいですね。それにしてももう少し動けるかと思ったんですけど・・・お互いの技と技の攻防を期待してたんですけど、何かあんまり噛み合わなかった。もうちょっと要所要所の攻防ができればよかったなと思う。おかしいな。負けたショックはないですね。お互いに警戒しすぎたのかもしれませんね。喋ることがないですね。スッキリしない。山崎さんとは、いい試合ができると思ってたんですけど。前回のような試合をしたかったけど、できなかったですね・・・。どうなんすかね、お客さんを俺らが盛り上げなくてはいけないのか、それともお客さんが盛り上がってくれるのか。どっちなんすかね。お金払ってもらってるから、こっちが盛り上げなくちゃいけないんすかね。その辺が難しいですね。僕はプロとしてのプライドがあるから自分の試合を見せてるんだという感じ。でも一方で、お客さんにお金を払ってもらって見てもらっている気持ちもある。自分が凄いことをやっていると思うんですよね。もっとお客さんにも凄いなと思ってもらいたい。動物園の動物を見てみようかという感じなんですよ、今。お客さんの目を変えていきたいですね。」

⑥○垣原賢人<1点>D3E2S3(11分9秒 ヒザ十字固め)×ゲーリー・オブライト<13点>D1E1S0

(試合後、リング上で)垣原賢人「次は高田延彦を蹴り倒します!!」

垣原賢人「フィニッシュは結構練習もしているし、前回の佐野戦でも使ったんで、僕の中では得意中の得意なパターンなんで。後半、スタミナ切れたところを狙おうと思ってました。始めは蹴り狙っていったんですけど、体も太いし突っ込んでくるんで、なかなか決めづらいのがわかったんで。これはスープレックスの1、2発はやられるのを覚悟して、その体勢に持っていって切り返すしか、勝つ方法はないなと。とりあえずじっくりいって、向こうがバテるのを待つ作戦でした。正直、スープレックス3発は効きました。このまま寝ちゃおうかというぐらい、すごいきつかったんですけど、とにかく今回勝たないと次の高田戦が全然意味のないものになっちゃうし、どんなボロボロの状態になっても絶対に勝とうという気持ちだったんで、その執念がこういう風に勝利を導いたという気がします。(高田戦は)ただ勝つだけじゃなくてマットに沈めます。タイトル戦?もちろんしたいですね。スッキリとKOでベルト獲りたいです。こうして一つ一つ崩していかないと、自分らの理想に近づけないですから。高田さん以外は勝ってる日本人はいないんで、そういう面では自分がやった!という気がします。オブライトにしても高田さんにしても昔は絶対勝てないなという恐怖感があったんですけど、最近はそういうのがだんだん薄れてきて、隙あらば食ってやろうかという気になって、俺は絶対に勝てるんだ!って自分に言い聞かせるようになったんで、距離は近づいたなと。射程距離に入っているのは事実ですね。一つ言えるのは田村さんとずっとやってきて・・・去年の2月にメインでやって、今年の2月にもやって、それが刺激になりましたし、上とはやらなかったけど、田村さんと競ってきたことで、じわじわと実力がついてきたんじゃないかなとか、精神的に成長したんだと思います。」

ゲーリー・オブライト「左ヒザを来日前の練習中に痛め、そこへすぽっと入られた。あれ以上、我慢すると大ケガにつながってしまうと思いギブアップした。・・・完敗だな。」

⑦○高田延彦<15点>D0E0S0(21分36秒 ヒールホールド)×ジョー・マレンコ<14点>D0E1S0

※高田延彦はノーレガースで闘った。

高田延彦「(レガースなしの試合は)きつかった。一発でペースを変えることがなかなかないから、いつもよりも。(マレンコのグラウンドは)ポイントポイントをずらす。ただ、あまり攻めるのはうまくなかったですね。ディフェンスはやられなれているというか、しごかれてきたという痕跡が、まだまだありありと体に現れていました。右ヒザの外そくがブチッといったんですよ。ついてないなあ。(グラウンドのみの試合は)全く違う事やってる気がして、考えながらできる部分と体が先に動く部分が平行して、こういう試合になるっていうか。前回みたいな試合(4・20名古屋のベイダー戦)になると、規格外で考える余裕なんてないんで、こういう試合に飢えていたといえば飢えていたんだけど、たまにこういう試合があってもいいかな、と。でも、失敗は許されないから、あまりやるもんじゃないね。(垣原はオブライトに勝って)全然違うでしょうね、気持ちが。でも平常心で・・・タイトル戦?俺が決めることじゃないから。俺はどちらでも・・・試合やることに変わりないですから。いつもそういう気持ちでやっている。終わってみればベルトが残っている、と。」

 

ochoso

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