UWFインター 1996年12月27日(金)後楽園ホール大会 試合結果

試合開始19時 観衆2,200人=超満員札止め

※試合前の記者会見で団体の解散が発表された。

鈴木健取締役「興行とビデオ、グッズの売上だけでやってきて、2年目と3年目なんか黒字で、2年目は3,000万くらいの黒字。5年何ヶ月、大手スポンサーなしでよくやってきた。プロレスだけじゃなく、結局どこの業界も大変。その中でうちは力が無いから耐えられなかった。お金がなかった。負債はウン千万。負債というか払わないといけないもの。それに関しては全部払います。」

▼10分1本勝負

①松井 駿介<D0E2F0=6点>(時間切れ引き分け)上山龍紀<D0E3F0=7点>

▼30分1本勝負

②○佐野友飛<D0E1F0=9点>(7分9秒 逆エビ固め)×ジェームズ・ストーン<D0E3F0=7点>

③○安生洋二<D0E2F0=8点>(7分43秒 スリーパーホールド)×ビリー・ジャック・スコット<D1E2F0=6点>

安生洋二「生涯、リングの中では涙を見せないと誓ってきたけど、今日はちょっとヤバかった。受け身を取り損なっちゃった。これじゃあ全日本に行っても通用しないな(笑)」

▼45分1本勝負

④○垣原賢人 山本健一(25分42秒 腕ひしぎ逆十字固め)金原弘光 ×桜庭和志

▼60分1本勝負

⑤○高田延彦<D1E1F0=7点>(13分32秒 腕ひしぎ逆十字固め)×高山善廣<D1E2F0=6点>

※全試合終了後、リング上で各選手が挨拶。

高田延彦「これからはUWFのUというのは文字でもありません。言葉でもありません。選手やみなさんの心に永遠に生き続けます。ほんとにどうもありがとうございました。」

垣原賢人「UWFは僕の中で永遠と生き続けます。みんなも絶対にUWFという三文字を忘れないでください。」

佐野友飛「僕はこのUWFで骨を埋めるつもりで来ましたが、これから僕もまだやりたいことがあるので何が何でも自分の闘う場所を見つけて色んな相手と闘っていきたいと思います。」

桜庭和志「どこのリングに上がるか、まだ決まってないですけど、今度試合するときまた応援してください。」

金原弘光「僕らはまだ死にません。また帰ってきます。」

ジェームズ・ストーン「私の人生の中で最も素晴らしい経験をさせてもらいました。」

ビリー・スコット「Uインターで闘えて大変幸せでした。」

安生洋二「UWFを捨てたと言われ続けたこの1年。そんな僕でもやっぱり寂しいです。」

山本健一「最後に若手と言われている先輩方と熱い試合ができてほんとによかったと思います。インターに入って3年半、ここにいる先輩方には自分を強くしてもらったと思います。まだまだ自分の目的は達成されませんでしたが、今後じっくり考えて自分の信じる道を進みたいと思います。」

上山龍紀「自分は高田さんに一生ついていきます。」

松井駿介「今まで以上に練習して頑張ります。僕も高田さんについて頑張ります。」

ボーウィー・チョーワイクン「さびしいですね。」

和田良覚レフェリー「こんなに強くて熱く闘う選手のレフェリングができたことを僕は一生誇りに思ってます。」