全日本プロレス 1989年10月11日(水)横浜文化体育館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆5,200人=超満員 ※テレビ収録

▼20分1本勝負

①○鶴見五郎 マイティ井上 寺西勇(10分14秒 アバランシュホールド)佐藤昭雄 菊地毅 ×リチャード・スリンガー

▼30分1本勝負

②ディック・スレーター ○ジョー・ディートン(8分29秒 スローイングボディープレス→片エビ固め)サムソン冬木 ×小川良成

③ジャイアント馬場 ラッシャー木村 ○百田光雄(14分8秒 ダイビングボディープレス→体固め)田上明 ×大熊元司 永源遥

▼世界ジュニアヘビー級王座挑戦者決定リーグ戦=30分1本勝負

④○渕正信<6点>(20分53秒 逆片エビ固め)×仲野信市<4点>

▼30分1本勝負

⑤○ザ・グレート・カブキ(12分39秒 アキレス腱固め)×ケン・シャムロック

▼アジアタッグ選手権試合=60分1本勝負

⑥○ダニー・クロファット ダグ・ファーナス<王者組>(23分20秒 ジャックナイフ式エビ固め)×ジョー・マレンコ 小橋健太<挑戦者組>

※カンナムエキスプレスが2度目の王座防衛に成功

▼45分1本勝負

⑦○スタン・ハンセン 川田利明(11分54秒 ラリアット→体固め)谷津嘉章 ×高野俊二

▼三冠ヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑧○ジャンボ鶴田<挑戦者>(22分38秒 パワーボムを切り返して→エビ固め)×天龍源一郎<王者>

※天龍源一郎は3度目の王座防衛に失敗。ジャンボ鶴田が第20代インタナショナル、第17代PWF、第29代UN王者となる。

天龍源一郎「結果的に、俺にやっぱり慢心する部分があった。その気になって、新しいパワーボムを使い過ぎた。ジャンボの息が上がっているのはわかっていたんだけど。作ってすぐの技をかわされたのはショック。決定的ダメージを受けて負けたわけじゃないけど、やっぱり向こうの手が上がっているのを見たら悔しい。ピンフォールをジャンボから2度続けて取るのはしんどい。俺の財産はこれでもうなくなった。パワーボムを封じられて、新型もダメじゃね。」

ジャンボ鶴田「ノドへのチョップはムカっときた。あれはレスリングじゃない。風邪をひいていて鼻で息ができない上にあれじゃ、本当に死ぬかと思った。パワーボム封じも狙い通り。天龍の性格からして、パワーボムに固執すると思っていたから。得意技を仕掛ける時にはスキができる。それにしても天龍は何回やっても新鮮味のあるレスラー。常に新しい技を出してくる。あの研究熱心なところは敵ながらアッパレ。」