全日本プロレス 1995年9月10日(日)日本武道館大会 試合結果

試合開始15時 観衆1万6,300人=超満員 ※テレビ収録

▼30分1本勝負

①浅子覚 ○井上雅央(13分9秒 トップロープでバウンドさせてのバックドロップ→片エビ固め)菊地毅 ×マウナケア・モスマン

②○ボビー・ダンカンJr(4分10秒 ブルドッキングヘッドロック→体固め)×志賀賢太郎

③○ジャンボ鶴田 ジョー・ディートン 百田光雄(14分11秒 バックドロップ→片エビ固め)永源遥 マイティ井上 ×泉田竜角

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合=60分1本勝負

④○小川良成<挑戦者>(13分37秒 飛びこみ前方回転エビ固めを切り返して→エビ固め)×ダニー・クロファット<王者>

※第13代王者ダニー・クロファットが6度目の防衛に失敗。小川良成が第14代王者となる。

▼30分1本勝負

⑤○ジャイアント・キマラ 本田多聞(12分28秒 ダイビングボディープレス→片エビ固め)ジョニー・エース ×リチャード・スリンガー

本田多聞「(ジャイアント・キマラとは)闘うんだったら組む方がいい。お互いにゴツゴツした感じだし、泉田さんを入れたトリオなんて面白いなぁ。」

⑥パトリオット ○ジ・イーグル ザ・ラクロス(17分3秒 ジャーマンスープレックスホールド)ダグ・ファーナス ボビー・フルトン ×トミー・ロジャース

▼4VS4サバイバルタッグマッチ=時間無制限

⑦川田利明 ジャイアント馬場 アブドーラ・ザ・ブッチャー 渕正信(3-2)スタン・ハンセン 小橋健太 秋山準 大森隆男

1)○アブドーラ・ザ・ブッチャー 渕正信(9分46秒 エルボードロップ→体固め)秋山準 ×大森隆男

2)○小橋健太 秋山準(9分31秒 ギロチンドロップ→体固め)×アブドーラ・ザ・ブッチャー 渕正信

3)○ジャイアント馬場 渕正信(12分55秒 ランニングネックブリーカードロップ→体固め)小橋健太 ×秋山準

4)○スタン・ハンセン 小橋健太(8分27秒 ラリアット→片エビ固め)ジャイアント馬場 ×渕正信

5)○川田利明 ジャイアント馬場(18分41秒 ハイキック→片エビ固め)×スタン・ハンセン 小橋健太

※試合後、ハンセンと小橋が仲間割れ

川田利明「勝ったと言っても1試合しかやっていないもん。早めに社長や渕さんがいなくなったら何度もやらなきゃいけない。前回は最初から最後まで出たから今回は楽させてよ(笑)いつもと(時間が)違うからダメなんですよ、体が馴れちゃってて。何か小橋とハンセンの引き立て役になっちゃったみたいだね。」

▼三冠ヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑧○三沢光晴<王者>(20分50秒 ローリングエルボーバット→片エビ固め)×田上明<挑戦者>

※第14代王者・三沢光晴が2度目の防衛に成功

※観戦に訪れていた志村けんが控室で三沢光晴を祝福

三沢光晴「(断崖式ノド輪落とし)うーん・・・あれを食らったら返せないですよ。2回食らってるし、体が恐怖を知ってるんですよ。ジャーマンでブリッジしたとき、俺の場合はつま先でブリッジするから、ヒザに体重がかかるんですよ。それで痛みが走った。だからその後、投げっ放しにいった、という部分はあるけど、向こうに先に出されたしね。ケガをしてても、してなくても試合前に不安はありますよ。ただ逆にケガをしてるから負けた、とは言われないように頑張ろうという気持ちは強いですよ。だんだんきつくなると言ったのは、まわりも強くなってきてるし、俺自身集中力がなくなってきている、というか。前に7回防衛した時と比べて、何となく試合前に一瞬ね・・・今回だけかもしれないけど、前の日になっても自分の気持ちをもっていけなかった。自分でもよくわかんないんだけどね。」

田上明「あいつはタフだよ。サイボーグじゃねーのか?あいつは痛みを感じねーんだよ。三段目の頃、北の湖に稽古つけてもらってさ、カチアゲ食らった時みてえだったなぁ。それと一緒だよ、今日の(エルボー)は。」

川田利明「残念だな。秩父でチョウチン行列をやろうって言ってたのに」

田上明「そうだよ。チョウチン買ってたんだよ。あのチョウチンみたいな顔した男(川田)を先頭に行列しようと思ってたのに・・・おい、俺負けたんだよ。なぐさめてくれよ。ひどう相棒だよな(苦笑)」