全日本プロレス 1996年1月28日(日)後楽園ホール大会 試合結果
試合開始12時30分 観衆2,100人=超満員
▼30分1本勝負
①○レックス・キング スティーブ・ドール(11分50秒 後頭部へのギロチンドロップ2連発→片エビ固め)ボビー・ダンカンJr ×ジョー・ディートン
②○ザ・ラクロス(7分16秒 ダイビングボディープレス→片エビ固め)×菊地毅
③渕正信 永源遥 ○マイティ井上(18分49秒 後方回転エビ固めを切り返して→エビ固め)ジャイアント馬場 ラッシャー木村 ×百田光雄
④小橋健太 ○志賀賢太郎 マウナケア・モスマン(22分49秒 ダイビングボディープレス→体固め)×泉田竜角 浅子覚 井上雅央
▼あすなろ杯リーグ戦・優勝決定戦=60分1本勝負
⑤○本田多聞<1位>(12分50秒 ダイビングヘッドバット→片エビ固め)×大森隆男<1位>
※本田多聞が初優勝
本田多聞「ほっとしました。公式戦で負けてたので。これからも負けずに、みんなを引き離していきたい。年齢的にも、あすなろと言われるのは照れますから(笑)これでアジアタッグにも大きな弾みがついた。泉田さんも私も大森さんに勝ってるし、チャンピオン攻略のヒントはつかんだ。」
大森隆男「もてる技を出したし、精一杯やった。でも、前回に続いて準優勝ということは成長してないのかな。僕は自分自身が全日本の中でちょっと変わった存在でもいいと思う。秋山さんと競っていくだけが道じゃない。」
浅子覚「どうしても体力の差を感じました。技とかそんなんじゃなくて・・・体力の問題をどうするか、このちっちゃい体でどこまでできるか。それは永遠の課題だと思います。大森と本田さんで優勝戦は確実、という雰囲気があったのでチキショーと思っていた。絶対に自分が阻止してやる、という気持ちがあったんだけど・・・印象に残ってるのは泉田さんとの試合と本田さんとの試合。後、ガモには意地だけでやられました。3勝3敗は満足できる数字じゃないけど、勝ち負け以上に得る物があったと思う。同世代ならではの意地というか。だから頭を切り換えて。今度当たった時にどうなるか、です。」
泉田竜角「自分ではやるだけやったと思いますけど、最初に浅子選手に負けたのが響きましたね。本田さんとはいい試合ができたと思ってます。課題として残ったのは、どこかにスキがあるということ。それがあるから体力的には負けていないのに、まさか!という技を食らっちゃう。スキをなくすことができたら天下無敵だと思いますよ。」
志賀賢太郎「1勝5敗という成績については当然の結果だと思ってます。体格差があるので、みんなにあしらわれてしまいました。一番印象に残っているのは本田さんとの試合。初めてでしたし、これからもなかなか闘うチャンスは無いと思うので、いい経験になりました。これからの課題はもっと体を大きくすることです。」
マウナケア・モスマン「僕にとっては初めてのリーグ戦だったのでプレッシャーがあった。一生懸命やったけど、もっともっとチャンスがもらえるように頑張ってトレーニングするよ。どうすればリーグ戦に勝てるか、僕なりに理解したつもり。一日一日頑張って次も出場したい。印象に残ってる試合は、みんな。優勝した本田さんはベリーストロング。課題はモアパワー、モアキック。」
小橋健太「どこをどうやれば自分の色が出るか。そこを伸ばせばいい。浅子なんかも、昔はビクビクしてたのに今は堂々とやってる。あれぐらいの気迫で来ないと、相手にもお客さんにも伝わらない。中途半端なことしたら自分が一番後悔するんじゃないかな。ケアにしてもまわりと比べてそん色ない。志賀にしても、やられてもやられても頑張ってやってた。あと、上の人とやるときは、ひとつひとつの技に対する気持ちが大切になってくる。技はいっぱい持ってても効かない。だったら、ひとつひとつの技に気迫をこめろ!」
▼30分1本勝負
⑥○川田利明 田上明 小川良成(13分0秒 パワーボム→エビ固め)パトリオット ジョニー・エース ×ジ・イーグル
▼60分1本勝負
⑦スタン・ハンセン ○ゲーリー・オブライト(12分30秒 投げっ放しドラゴンスープレックス→体固め)三沢光晴 ×秋山準