全日本プロレス 1997年9月6日(土)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時 観衆1万6,300人=超満員 ※テレビ収録

▼30分1本勝負

①○小川良成 菊地毅(9分36秒 バックドロップ→体固め)浅子覚 ×金丸義信

②○馳浩(8分37秒 ノーザンライトスープレックスホールド)×中野龍雄

③ジャイアント馬場 ラッシャー木村 ○百田光雄(14分44秒 前方回転エビ固め)渕正信 ×永源遥 井上雅央

④スタン・ハンセン ○大森隆男(7分27秒 ダイビングニードロップ→体固め)ジャイアント・キマラ ×泉田純

⑤○ジョニー・エース マウナケア・モスマン(15分54秒 コブラクラッチスープレックス→片エビ固め)ザ・ラクロス ×ジョニー・スミス

⑥○ハヤブサ 新崎人生(20分32秒 ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め)小橋健太 ×志賀賢太郎

ハヤブサ「小橋さんの口からもう1回って間違いなく聞いたから、川崎球場でもう1度その気持ちに胸いっぱいの気持ちで応えてみたい。シングルでもタッグでもいい、今は1回でも多くあの人と当たりたい。」

小橋健太「川崎は川崎、今日は今日。自分はどこへ行っても小橋健太のプロレスをする。それだけです。」

▼60分1本勝負

⑦○スティーブ・ウィリアムス ゲーリー・オブライト 高山善廣(17分20秒 バックドロップ→片エビ固め)川田利明 田上明 ×本田多聞

川田利明「キングダムルールに挑戦てことじゃなくて、そういうのも面白い、興味あるって言ったのが記事になっただけ。現実的に考えれば、いきなり向こうのルールでできるわけがない。それに会社同士の問題もある。でも、闘いたいって名前を出されたのは素直に嬉しい。」

▼三冠ヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑧○三沢光晴<王者>(24分57秒 タイガードライバー→エビ固め)×秋山準<挑戦者>

※第17代王者・三沢光晴が4度目の防衛に成功

三沢光晴「秋山には失礼だけど、今までで一番体調が悪かった。首が脳天までしびれて3回ぐらい動けないと思った時があった。」

秋山準「三沢さんはどんな体調でも強い。もっといい試合したかった。自分ではプレッシャーはないつもりなのに体にいつものキレがなかったというのはやっぱり三沢さんとの武道館メインというのに飲まれていたかもしれない。」

ジャイアント馬場「確かに技は出た。三沢にしたら秋山は同じようなタイプだから、そう苦にはならなかったんじゃないかな。だからそこで今までになかった秋山の何かが出たらよかった。それが何かと言ったら、小橋なり川田なり田上なんかの技をひとつ盗んで、三沢が慌てるような、例えば川田のキックでも今までにない技。そこがやっぱり初挑戦という硬さ。秋山は慎重だった。投げてすぐにカバーにいかず自分も休んでたり。いくときはカサにかかっていかないと。これで押さえられないと思ったら、もうひとつ投げる。そういう連続したものを続けて3つ4つ投げていかなきゃいけない。自分が下の人とやってるんじゃなくてチャンピオンとやってるんだから。この観衆の中で、デビューまだ何年かで武道館のメインでやったということはたいしたもの。今日のことは秋山の一生のいい勉強。大きな踏み台だったと思う。」