新日本プロレス 1995年2月4日(土)札幌中島体育センター別館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆6,500人=超満員 ※テレビ収録

▼20分1本勝負

①○ブラックキャット(7分4秒 変形パイルドライバー→体固め)×高岩竜一

▼30分1本勝負

②○ディーン・マレンコ(12分5秒 テキサスクローバーホールド)×石沢常光

▼変則タッグマッチ=30分1本勝負

③○エル・ヒガンテ(3分47秒 ブレーンクローホールド)×永田裕志 安田忠夫

▼30分1本勝負

④○グラン浜田 保永昇男(9分59秒 ウラカンラナ)サムライ ×フライング・スコーピオ

⑤○野上彰 飯塚孝之(10分7秒 ジャーマンスープレックスホールド)木戸修 ×中西学

⑥○武藤敬司(7分30秒 フランケンシュタイナー)×ロン・シモンズ

武藤敬司「あー、クソッ!勝っても楽しくないな。(昨日の試合に関しては)今、答えることはできないよ。このまま俺がどうなっていくのか自分でもわかんないし、ショックとかそういう・・・ああ!とにかく時間をください。プロとして恥ずかしい話だけど、今日の試合、気持ちがついていかなかった。どこかで負けてもいいかなという変なものも芽生えてきたし・・・もしかしたらIWGPとか、それ以前の・・・もっと、何かもう・・・ダメだ!クソッ!」

⑦○佐々木健介 金本浩二(13分54秒 トルネードボム→片エビ固め)馳浩 ×大谷晋二郎

⑧○長州力 平田淳嗣(10分12秒 ラリアット→片エビ固め)蝶野正洋 ×ヒロ斉藤

蝶野正洋「向こう(ヒロ斉藤)がどれだけの気持ちでやるつもりなのか、今日は根性試ししてやったんだけど、今までみたく下でやっていたのと同じようにやられたら、こっちはやってられねーよ!」

▼45分1本勝負

⑨リック・スタイナー ○スコット・スタイナー(18分52秒 ハイジャック式合体DDT→片エビ固め)スコット・ノートン ×マイク・イーノス

▼IWGPヘビー級選手権試合=60分1本勝負

⑩○橋本真也<王者>(17分2秒 垂直落下式DDT→片エビ固め)×天山広吉<挑戦者>

※第16代王者・橋本真也が7度目の防衛に成功

橋本真也「強くなったね!その言葉じゃ足りないぐらいだ。ここまでやるとは思わなかった。俺も油断してないけど・・・ちっとも油断してないけど、ここまで追い込まれるというか決してこう、勝負をあきらめなかったというか。それでまた精神だけじゃなくて体もついてきてるから。あそこ(2発目のバックフリップ)が勝負どころだと思っていたからね。食ったらほんと危ないっちゅう・・・相手も必死に上げようとしていたからね。あの反動で上げられちゃうと、こらえてた反動が逆に作用するんだよね。だから、何とかこらえたんで。もう一つ勝たなきゃ大きいことは言えんだろ。スコット・ノートン・・・強い!(左腕を痛めたのは)そんなのはあいつの回復力からしたら回復しちゃうよ。ただ仙台で当たるってことなんで、そこでもしあいつの弱点を攻めることができて何とか突破口を作っておきたい。(前哨戦は)ないほうがいいよ、ほんとは。天山・・・まごまごしてるとほんとに俺だけじゃなくてトップ五人衆っていうか、みんな脅かされるんじゃないかな。久々の・・・今度受け止める方だった、初めて。長州さんたちもこんなんだったのかなって。また、下から突き上げっていうのはこんなすごいもんなのかなって感じますね。力と力で一歩も引かなかったから。」

天山広吉「くそっ。完敗です。やっぱりチャンピオンは甘くなかったです。自分ではもう攻めたつもりだったけど、ほかの選手と違って重量級だけあって、やっぱり一発一発重いっていうかね。向こうで外国人とやって、そういうところは馴れてると思ってたんですけど、橋本さんの勢いは凄かったです。まだまだ練習も足りないし、やってみて肌でわかりました。最後のヤツも何がなんだかわかんなかったです。橋本さんもやっぱりチャンピオンとして6回も防衛してきて、色んな選手とやってきた。その中でまだまだ若造になめられてたまるかというぐらい厳しかったですね。チョップにしても踏ん張ろうとしても力が抜けるぐらい。自分も力で対抗できるぐらいのものを見つけたと思ってぶつかったんですけど、まだまだ自分みたいな若造に簡単にとらしてくれるような、そんなヤワなチャンピオンじゃなかったです。まあ、でもこれで終わったわけじゃないですし、何回も挑戦したいし、こうやって会社にチャンスをいただいて自分の持ってるものを少しでも出せたと思いますし、また機会があればチャンスをいただきたいですね。」