新日本プロレス 1995年8月13日(日)両国国技館大会 試合結果

試合開始15時 観衆1万1,000人=超満員 ※テレビ&ビデオ収録

▼20分1本勝負

①○石沢常光(10分27秒 IVニーロック)×高岩竜一

②○小原道由(8分11秒 ノド輪落とし→体固め)×永田裕志

▼30分1本勝負

③○金本浩二 大谷晋二郎(15分26秒 タイガースープレックスホールド)獣神サンダーライガー ×エル・サムライ

獣神サンダーライガー「1年間休んでた人間と現役バリバリで突っ走ってた人間で、差がないと思うんですよ。これで僕のいない間、日本のジュニアを本当に引っ張ってきたんだろうか?仮に今、僕がペガサスと当たったら、かなわないなと思うでしょう。でも、彼たちとは、やってて気持ちの中に余裕があるんです。ほんとに彼らは現役なの?なるほど、これじゃあ彼たちがスーパーJrの決勝でぶつかるなんて夢だし、ましてどちらかが優勝するなんて夢のまた夢、だな。厳しい言い方をしてますけど、実際に肌を合わせてみてそう感じたんで素直に言います。サムライも元気づいたし、これで浜田さんとかペガサスとか入ってきたら、金本たちがどんどん苦しくなるんじゃないかな。結局、ジュニアの世代闘争ですよ。奴らは奴らで自分たちの時代を確立したい。俺たちはそんなものいらないよ、と潰しにかかってるわけですから。」

④○長州力 平田淳嗣(11分28秒 ラリアット→片エビ固め)野上彰 ×飯塚孝之

⑤○山崎一夫(6分50秒 腕ひしぎ逆十字固め)×木戸修

▼Bブロック公式リーグ戦=30分1本勝負

⑥○橋本真也<4点>(11分44秒 垂直落下式DDT→片エビ固め)×天山広吉<2点>

橋本真也「昨日の時点で、また運から見放されたなあと思ったんですけど、今日はどっちにしたって勝たなきゃいけない試合だったと思うし、それなりにあいつも危険区域を越えて攻めてきた。鼓膜は破れるし、目はちょっと半分見えない。でも、これでも明日からあります。俺が破壊王なんだ。相手を破壊してこそ破壊王。あくまでも僕らしい闘い方をしたい。何が起こるかわかんないG1を当たり前に制するぐらいになりたい。今から24時間後が勝負ですから、この24時間をどう自分で生きるか・・・まあ緊張ばっかりしててもしょうがないけど、気持ちを持続させることが勝敗につながると思います。昨日はさすがに精神的にまいったけど、昨日から今までの間を自分なりに何とか持ちこたえてきて、今日の試合に臨めた。これで自信喪失していたら天山にも勝てなかった。まあ、このサバイバル、面白いじゃないですか。もうそろそろいかせてもらわないと。一つ言えるのはIWGPの選手権よりもある意味できついなあっていうこと。毎日、選手権をやってるようなもの。なおかつノビノビとやれるというか、それ1発じゃないからね。みんなそれぞれ狙ってると思うんで、一筋縄じゃいかないと思いますけど、まあ、後はリングに上がってブチ切れるだけです、僕は。」

天山広吉「人から言わせたら、まだまだ甘い所がいっぱいあるし、精神的にも肉体的にも落ちてるところがあるから、もう一回、短い間だけど鍛え直して、何かをつかんできたい。このままズルズルと目標もなしにやるんじゃなくて、G1が終わったからってホッとしてられないし、今勢いがストップしたら元も子もない。海外から帰ってきた当初を思い出して、初心忘るべからず、だ。もう一度トップを目指すぞ。」

⑦○スコット・ノートン<4点>(16分29秒 ラリアット→片エビ固め)×佐々木健介<2点>

▼Aブロック公式リーグ戦=30分1本勝負

⑧○武藤敬司<4点>(23分33秒 ムーンサルトプレス→体固め)×リック・フレアー<3点>

武藤敬司「あーあ、やっとフレアーに勝てた。」

⑨○蝶野正洋<3点>(11分10秒 ヤクザキック→片エビ固め)×越中詩郎<2点>

越中詩郎「しっかり意識して闘いましたが、今はもう言い訳するつもりはないし、裁定が下った以上しょうがない。あと二日、維震軍ここにありというのを必ずリングでお見せします。」