UWFインター 1995年6月18日(日)両国国技館 試合結果

試合開始18時30分 観衆1万1,000人=超満員 ※ビデオ収録

▼15分1本勝負

①山本健一<9点>D1E3S0(時間切れ引き分け)スティーブ・ネルソン<2点>D3E4S0

▼20分1本勝負

②○桜庭和志<13点>D0E2S0(6分59秒 裏キーロック)×ジェームス・ストーン<1点>D3E5S0

▼ダブルバウト=20分1本勝負

③金原弘光 ○ビリー・スコット<4点>D2E1S0(16分25秒 ダブルリストロック)中野龍雄 ×ジーン・ライディック<13点>D1E2S1

▼30分1本勝負

④○宮戸優光<9点>D2E1S2(6分32秒 ダブルリストロック)×トーマス・バートン<9点>D2E3S0

⑤○高山善廣<2点>D3E3S1(6分25秒 飛びひざ蹴り→TKO勝ち)×山崎一夫<2点>D4E0S1

高山善廣「上の人とやりたいとずっと言ってたけど、これで少しは変わりますかね。もう、高田さん、オブライト、ベイダーの時代じゃない。うちもこれで違う方向へ行ってくれたらいいと思います。」

⑥○佐野直喜<10点>D0E5S0(12分37秒 腕ひしぎ逆十字固め)×安生洋二<3点>D3E1S2

▼60分1本勝負

⑦○田村潔司<12点>D0E3S0(9分44秒 スリーパーホールド)×ゲーリー・オブライト<9点>D0E0S0

※ゲーリー・オブライトの無気力ファイト・試合放棄に対して、①この試合はノーギャラ②今後2大会の出場停止 のペナルティが発表された。

ゲーリー・オブライト「見た通りだよ。今日は体調も悪かった。」

田村潔司「自分として、プロとしての仕事ができなかったのがすごい悔しいです。とりあえず、お客さんに謝りたいですね。お互いが・・・何ていうんですかね。認め合ったもの同士で試合ができればなと。今日の試合・・・こんな試合やりたくないし、ほかの人にもこういう思いをさせたくないし。プロとしての技術がある人がリングに上がるべきだと思います。お互いの気持ちが噛み合ってなかったですね、今回は。だから僕にも反省点があるし、ゲーリーにも・・・(これからは)段階踏んでいって・・・今日の試合、すごく僕にとって違った意味で納得できる試合だったんで。これをいい意味で反省して、次へとつなげたいですね。また次の試合、頑張ります。逆に自分の感情が素直に出せたからすごいスッキリしています。(高田について)引退って言ったんですか?そうですか。引退する前に僕とやってからそれを考えてほしいと思います。それは高田さんの考えだから仕方ないと思うけど、これでほんとに引退するんだったら逃げられた感じがします。僕もゲーリーに勝って、次に山崎さんを倒して挑戦権を獲得して対戦させてもらいたいです。」

⑧○高田延彦<12点>D0E2S1(6分41秒 スリーパーホールド)×垣原賢人<5点>D3E1S0

(試合後、リング上で)高田延彦「自分はもう、極めて近い将来・・・引退します!」

垣原賢人「ローやミドルは食らうつもりでいましたけど、想像以上に重くて、止まってしまうという、一番悪いパターンになってしまいましたね。高田さんの持っているすべてのすごいものに呑まれた。精神的にも全然超えていない。何をやってもダメ・・・やっぱり壁は厚かったです。引退、という言葉は聞こえました。最初はよくわからなかったんですけど・・・引退される前に絶対に勝つまでは引退させたくないです。だから僕も急成長しないと・・・」

高田延彦「(やめようと思った理由は)それは今ハッキリとは自分の中でもうちょっと整理して、とにかくそういう気持ちになったんだから。試合に勝った状態で、負けてじゃなくお知らせしたいと、何でなんだと言われるかもしれないけど、それはやっぱり現役選手として自分の中でそういうものがあらゆるジャンルのあらゆる形でやってきて、その中でそういうキッカケ、あるいは時期とかを知ることがあるわけですよ。それはもう少し整理した上で、ああ言わなきゃよかった、とかああじゃなかったんだ、あの時俺の言いたかったことは・・・じゃなくて、ちゃんと整理して皆さんに改めてお伝えしたいなと思います。今日、リングに上がる前から勝っても負けても、できれば勝った状態で、そういうことを知らせたかった。(あとどれぐらいでやめるのか)それはほんとに、色々と自分の中でもそうだし、会社もそうだし、周りの状況もそうだし、会社が大変なことになると思うんで・・・誰にもまだ言ってませんから。会社にも言ってませんし。プロレス界からっていうのは、あくまでも現役をやめても場合によってはUインターというものに、調整しながら色々とサイドからサポートする可能性があるかもしれないので、敢えてここでは、これからそういう話がっていう段階なんで、今すぐというわけではないですから。なるべく調整した上で、その中で現役はもちろんのこと、プロレス界からもということも、ないとは言えないです。別に体力が落ちたとか、そういう自覚が出てきたからというんじゃなくて、またそれは、しっかり自分の中で煮詰めて周りから突っ込まれないように素晴らしい答えを用意しておきます。強いわがままは言いませんから、せめてものわがままを今日言わせてもらったということです。そういう気持ちがもう自分の中にしっかり固まっているということで、思い始めた、じゃなくて、もう固まったということです。あとは時期だけです。(キッカケは)また整理して、皆さんが納得してくれるかどうかわからないけど、確実に伝えますので。外から見て、まだまだとか思うかもしれないけど、その辺をわかりやすく整理して話します。(さわやか国民会議との関係は)全く関係ないです。全くないです。神に誓って。」