新日本プロレス 1991年6月12日(水)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆1万4,014人=超満員札止め ※テレビ収録

▼15分1本勝負

①○小原道由(6分34秒 逆エビ固め)×金本浩二

▼30分1本勝負

②木戸修 ○越中詩郎(13分4秒 飛びつき後方回転エビ固め)×木村健悟 小林邦昭

▼45分1本勝負

③○スーパー・ストロング・マシン ヒロ斉藤(9分12秒 メリケンサックを使ってのナックルパンチ→反則勝ち)×キム・ドク 栗栖正伸

▼アントニオ猪木 挨拶

アントニオ猪木「今日はアメリカの方に、武藤、蝶野、馳選手が行っておりますが、私の長年の夢だった、新日本プロレスの世界制覇、世界へ羽ばたく新日本プロレス。来年は大きなイベントが控えております。皆さんのご支援をよろしくお願いします。」

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合=60分1本勝負

④○獣神サンダーライガー<挑戦者>(13分42秒 雪崩式DDT→片エビ固め)×保永昇男<王者>

※獣神サンダーライガーが第15代王者となる。保永昇男は3度目の王座防衛に失敗。

▼トップ・オブ・ザ・スーパーヘビー=60分1本勝負

⑤○ビッグバン・ベイダー(12分46秒 ジャンピングボディープレス→片エビ固め)×スコット・ノートン

▼異種格闘技戦=3分10ラウンド

⑥○橋本真也(3R 1分8秒 右ハイキック→KO勝ち)×ラムダ・シビエフ<ボクシング>

橋本真也「ボクシングの防御練習をしたけれど、やっぱり実践になると簡単には防げない。でもシビエフも自分のキックが怖かったと思う。体調は良くなってきている。足は八分か九分の状態。4ヶ月休んでいる間は、海外に行っていたせいもあってTVも雑誌も見なかった。戻ってきたら『トップ・オブ・ザ・スーパーヘビー』とか、もう新しい展開が始まっていた。昔から公約しているように頂上を狙っていきたい。トニー・ホームがまだ物足りないと言うのだったら、別の格闘家と闘ってもいい。何が何でも俺はホームに雪辱する。」

▼異種格闘技戦=時間無制限1本勝負

⑦○藤波辰爾(6分4秒 三角絞め)青柳政司<誠心会館>

青柳政司「今までで一番やりにくかったし、なぜかのれなかった。のる前にやられたという感じ。それが藤波さんの巧さですかね。」

▼超実力派師弟対決=60分1本勝負

⑧○長州力(11分2秒 サソリ固め)×佐々木健介

長州力「ちょっと前までは付け人をやっていたのが・・・頼もしいよな。あいつがどのくらいの顔で向かってくるかという面ではあまり合格点じゃない。橋本や武藤の顔の方が伝わってくるものがある。まあ健介は初めての大一番だろうし、いまに健介もわかると思うけど、勝ちたい勝ちたいという気持ちが・・・俺が猪木さんに勝ちたい勝ちたいと思うほど、空回りしてた。本当に潰しにきたら潰さないと。これを吹っ切ることは大変だろうけど、勝ち負けは二の次だ。意外と俺たちを倒すことは簡単なんだよ。そういうものが伝わってきたら、もう前にでようとする気力は俺にはない。だけど伝わってこなかったら、まだ前に出れる。こんなに良い舞台が揃ってるんだから。それなりにこないと。まあ佐々木は温かい目で見てほしい。これから伸びる男なんだから。長州力と武道館でメインをとったというのを財産として活かしてくれれば。サソリ固めをかけているときも健介に問いかけてやりたかったよ。」

佐々木健介「師匠の壁は厚かった。まだまだ俺なんかペーペーだって言いたかったんじゃないかな。まだまだだ。何か谷底に突き落とされたみたいだ。こんなんじゃメイン張って恥ずかしい。強さを見せつけられた感じ。今日来てくれたお客さんに恥ずかしい。また谷底から這い上がっていくしかない。もう何回落とされたっていいから、その都度這い上がっていってやる。絶対勝ってやる。負けっぱなしだったらこんな恥ずかしいことはない。」