UWFインター 1994年10月8日(土)日本武道館大会 試合結果

試合開始18時30分 観衆1万6,500人=超満員 ※ビデオ収録

▼スタンディングバウト=ISKA世界ウエルター級選手権試合=3分5回戦

①○ボーウィー・チョーワイクン<挑戦者>(3R 2分51秒 左ローキック→KO勝ち)×ダニー・スティール<王者>

※ボーウィー・チョーワイクンが新王者となる

▼20分1本勝負

②○桜庭和志<6点>D1E6S0(10分54秒 逆片エビ固め)×マーク・シルバー<12点>D0E3S0

③高山善廣<5点>D2E4S0(時間切れ引き分け)金原弘光<4点>D1E7S1

▼30分1本勝負

④○宮戸優光<5点>D2E3S1(腕ひしぎ逆十字固め)×中野龍雄<15点>D0E0S0

⑤○佐野直喜<14点>D0E1S0(6分17秒 腕ひしぎ逆十字固め)×ウラジミール・ベルコビッチ<12点>D0E3S0

▼ダブルバウト=30分1本勝負

⑥○田村潔司 ダン・スバーン<18点>D1E3S0(18分12秒 スリーパーホールド)安生洋二 ×スティーブ・ネルソン<12点>D0E3S1

▼30分1本勝負

⑦○垣原賢人<9点>D1E3S0(8分59秒 ヒザ十字固め)×ジーン・ライディック<14点>D0E1S0

▼鈴木健取締役挨拶

「最近、マスコミ等におきまして、グレイシー柔術なるものが大変もてはやされているのを私どもも目にしております。私どもUWFインターナショナルは旗揚げより『プロレスこそ最強の格闘技である』『プロレスがあらゆる格闘技でナンバーワンだ』と叫び続け、また実践してまいりました。最強を掲げた私どもと致しましては、グレイシー柔術なるものの現在のような取り上げられ方を黙って見過ごすわけには断じてまいりません。ここで初めて明らかにさせていただきますが、私どもはこの数カ月間、数十回に渡りまして、ホイス・グレイシーまた、ヒクソン・グレイシーの両名に直接対決を迫ってまいりました。彼らはさまざまな情報やアメリカ国内におけます、UWFのペイパービュー放送などによって、私どものことを非常によく知っておられました。しかし、対戦をせまられた彼らの態度は、マスコミ等で見聞きしたものとは大きくかけはなれた、駆け引きを使った、対戦を避けようとするものでございました。私どもは彼らの金銭面、ルールを含めたすべての条件を満たしましたが、彼らは一向に応じようとしておりません。現在の状況をご説明致しますと、彼らは私どもとの直接交渉を避けている状況でございますが、私どもは、この対決を諦めるわけにはまいりません。今後はグレイシー柔術最強と言われております、ヒクソン・グレイシーに絞って追い詰めて参ろうと思っております。私どもが、グレイシーに出す条件はただひとつ、それは『ケンカルール、金網デスマッチ、時間無制限によるヒクソン・グレイシーとの一騎打ち!』それだけでございます。こうしてお集まりいただいたファンの皆様がたのために、そしてプロレス界のために、私どもはグレイシーを本気でつぶすために前進することをここにお約束致します。ありがとうございました。」

▼45分1本勝負

⑧○高田延彦<14点>D0E0S1(6分32秒 フェースロック)×ビクトル・ザンギエフ<11点>D0E1S0

▼60分1本勝負

⑨○ゲーリー・オブライト 山崎一夫(17分54秒 腕ひしぎ逆十字固め)×スーパー・ベイダー ビッグ・ジョン・テンタ

ゲーリー・オブライト「最初、ベイダーにコーナーへ押し込まれて窒息しそうになった。パンチも強かった。でもベイダーを投げられて、これ以上の喜びはない。投げは力じゃなくてテクニックだということをわかってもらえたと思う。今日のベイダーはうつろな目をしていたので、俺は勝ったと思った。できればスープレックスでKO勝ちを狙いたかったけど、逆十字固めで決めたのは初めて。意外だった。」

スーパー・ベイダー「今日は全く言い訳はない。自分の負けだ。オブライトはやはりデカいだけのレスラーではなかった。テクニックもあり、頭を使っている。現在、俺がベルトを持っているが、間違いなく彼がナンバー1のタイトルコンテンダーだろう。」